小笠原諸島

手つかずの大自然を満喫できる島

小笠原諸島(おがさわらしょとう)


小笠原諸島は、東京から南へ約1000キロメートルの海上にあり、30以上の島から構成されています。ほぼ全域が東京都小笠原村に属します。東京竹芝桟橋と父島を結ぶ「おがさわら丸」を利用するのが唯一のアクセス方法で、約24時間の船旅となります。6日に一便ですので、出発曜日は毎週異なります。船中2泊、現地3泊の5泊6日が基本パターンとなります。母島へは、父島からさらに2時間の船旅となります。
亜熱帯気候に属し、1年を通して温暖な気候ですが、1月・2月は父島の平均最高気温が18度前後で、朝晩冷えることもあります。6月中旬から7月ごろがベストシーズンで父島の平均気温は26度から27度前後、気候も安定しています。梅雨はありませんが、5月は天候が安定しない場合もあります。8月から9月は台風に注意が必要です。
小笠原諸島は、一度も大陸と陸続きになったことのない島なので、多くの固有種や希少種が存在し、2011年に世界自然遺産に登録されました。周辺の海にクジラやイルカも多く生息しており、世界有数のウォッチングスポットとして知られています。
また父島や母島では、火山活動でできた海洋島ならではの絶景を多く目にすることができます。各地に絶景を見られる展望台や美しいビーチが点在しています。
シュノーケリング、ダイビング、カヤックなどのマリンスポーツや、戦跡ツアー、スターウォッチ、コーヒーの収穫焙煎体験など、様々なアクティビティーもあります。
所在地東京都小笠原村
標高父島326メートル・母島463メートル
面積父島23.8キロ平方メートル・母島19.88キロ平方メートル
人口約2500人
周囲父島52キロメートル・母島58キロメートル
アクセス東京竹芝桟橋から父島までおがさわら丸で24時間・6日に1便
歴史・文化安土桃山時代に、松本城主の小笠原長時の孫、貞頼が小笠原を発見し名付けたと言われています。最初の定住者は1830年にやってきた欧米人5人とハワイの原住民20数名。その後、1876年(明治9年)に、国際的に日本の領土と認められ移民が送られました。
太平洋戦争が勃発し、1944年(昭和19年)には多くの島民が本土へ強制疎開させられました。終戦後、アメリカに統治されていましたが、1968年に返還されました。
小笠原村の産業は、農業・漁業・観光業・コーヒー栽培など。パッションフルーツ、マンゴーなどの南国の果物の栽培が盛ん、伊勢エビなど高級な海産物の水揚げも多い。国立公園や世界遺産に指定された大自然を生かしたエコツーリズムをベースとした観光業も盛ん。
島民の生活物資や観光客は、おがさわら丸で運ばれるため、入港日には商店に買い物客があふれ、休日も運航日にあわせて取っています。カレンダーではなく、おがさわら丸の運行に従って、島民は生活しています。
自然小笠原諸島の植物の36%、昆虫の28%は固有種で占められ、世界的にも珍しい生態系が維持されています。世界自然遺産に登録されたのもこの点が評価されました。固有種以外でも、爬虫類、魚類なども含めて珍しい生物をたくさん観察することができます。ただし、島の自然を観察するうえで、様々なルールが決められているので、これをしっかり守って観察するようにしましょう。「自然と共生するための10か条」が定められており、ごみは必ず持ち帰る、歩道を外れて歩かない、動植物を採らない・持ち込まないなど基本的な事が決められている他、「オガサワラオオコウモリ」「ヤコウタケ」「アカガシラカラスバト」などは、それぞれに観察のルールが決められています。
ボニンブルーと呼ばれる紺碧の海も、小笠原の魅力のひとつです。多種多様な魚類が見られるダイバー憧れの地で、ウメイロモドキなどの魚群や、ロウニンアジなど大型の魚も多く見られます。「閂ロック」「ドブ磯」「三畳一間」など、ユニークな名前が付いたダイビングスポットが父島や母島の周辺に点在しています。冬から春にかけては、ザトウクジラが集まり、優雅なダンスを披露します。ホエールウォッチングのツアーもあります。
特産品・グルメ小笠原のグルメは、豊かな海で獲れる海産物と温暖な亜熱帯気候の中栽培される野菜や果物が中心となります。醤油に付け込んだ白身魚と甘みの強いしゃりが特徴の「島寿司」、ウミガメの刺身・煮込み、白身魚の「アカバ」、伊勢エビなど、小笠原ならではの食材や、本土に比べてリーズナブルに食べられる高級食材など、海のグルメが豊富です。また、島オクラや島トマトなどの野菜や、パッションフルーツ、島レモン、パパイヤ、ドラゴンフルーツなどの南国の果物もおすすめです。
ただし、飲食店は父島であれば大村地区に、母島は元地地区に集中しており、アクティビティーなどで他の地区に行くとほとんど飲食店が無いので注意が必要です。予め、お弁当などを購入しておくと良いでしょう。
お土産は、島唐辛子みそ、島辣油、オガスコ(小笠原産のレモンやパッションフルーツを使った辛味調味料)、小笠原の塩などの調味料、小笠原コーヒー、特産のラム酒などがあります。センスがいいデザインの、Tシャツ、手ぬぐい、トートバッグなどもおすすめです。

☆小笠原諸島の観光スポット☆

千尋岩(ハートロック)

父島の南側、円緑湾にある巨岩で、赤い岩肌がハート型をしていることから、通称ハートロックと呼ばれています。周辺は森林生態系保護地域に指定されており、トレッキングで訪れるには、ガイドツアーに参加する必要があります。ハートロックの上からはボニンブルーの海に浮かぶ南島や母島を一望できます。

乳房山

母島最高峰(標高463メートル)乳房山は絶景や固有の動植物を見られる絶好のトレッキングコースです。母島の集落がある本地地区から登山口まで徒歩5分ほどでアクセスできます。遊歩道が整備されており、歩きやすい。頂上からは、晴れていれば父島が見えます。有人島では、母島にしかいない「メグロ」が生息しており、運が良ければ遊歩道に設置された水飲み場などで見られるかもしれません。
遊歩道1周は約6kmで、所要時間は約4時間ほどです。登頂前に母島観光協会に連絡しておけば、氏名と登頂日が入った「登頂記念証(300円)」を発行してもらえます。

小笠原世界自然遺産センター

父島の大村地区にある施設で、小笠原諸島がなぜ世界自然遺産に選ばれたかをパネルなどの展示によって学ぶことができる施設です。アカガシラカラスバトや固有種のマイマイなどの保全がどのように行われているかも説明されています。
基本的に、おがさわら丸の入港中に会館しますが、お出かけ前にホームページ等でご確認ください。開館時間は、8時30分から17時までです。

☆小笠原諸島の宿泊施設☆

ホテルホライズン

父島西部の扇浦にある全14室のリゾートホテル。ホテルの目の前には白砂のビーチとボニンブルーの海が広がっている。客室にはフィリピンのセブ島から輸入した家具が置かれ南国ムードを満喫できる。レストランでは、島の食材を使ったシェフ自慢の料理が食べられる。ランドリールームやお土産コーナーも完備。

パパスアイランドリゾートHALE

父島の大村地区にある立地の良いホテル。街中にあるため、夕食は外で食べることも可能。「HALE」とはハワイ語で家を意味し、その名の通りアットホームなサービスが自慢。1階はカフェ、2階が客室となっており、客室は3室のみ。全体的に木のぬくもりを感じる落ち着いた雰囲気。

ハートロックヴィレッジ

父島の大村地区にある全8室のホテル。ラグジュアリーな客室と開放的なオープンスペースが自慢の宿。宿のシンボルであるガジュマルの木陰に造られたテラスでゆっくりくつろぐのがおすすめ。カフェも併設しており、「サメバーガー」「ヘルシーカレー」などの名物料理がある。

☆関連リンク☆

小笠原村観光協会(外部リンク)

☆画像リンク☆