西表島

亜熱帯のジャングルに覆われた島

西表島(いりおもてじま)


西表島は、沖縄県で2番目に大きな島で、面積の90%は亜熱帯のジャングルに覆われている自然豊かな島です。島の周囲にはマングローブ林が広がり、奥地にはピナイサーラの滝、カンビレーの滝、マリユドゥの滝など美しい滝が点在しています。また有名なイリオモテヤマネコを始め、カンムリワシ、セマルハコガメなど貴重な動植物が生息しています。
「いりおもて」とは沖縄地方独特の読み方ですが、西は太陽が沈む方向ということで「いり」と読みます。石垣島にある於茂登(ウムトゥ)岳に対し、西表の山々を西のウムトゥ=イリウムトゥと言ったのが訛ってイリオモテとなったと言われています。
西表島へは、石垣島から高速艇で30-50分で到着します。西表島東部の大原港行きと西部の上原港行きがあり、目的地に応じてどちらの港を選ぶか決めればいいでしょう。大原港から上原港までは、外周道路を通って約50kmです。港から路線バスは走っていますが、島内の移動はレンタカーが便利です。
島内では、シュノーケリング、カヌー、トレッキングなど大自然を満喫できるアクティビティーを楽しむことができます。
所在地沖縄県八重山郡竹富町
標高469.5メートル
面積289.61キロ平方メートル
人口約2500人
周囲130キロメートル
アクセス飛行機で羽田空港から石垣島まで約3時間15分、船で石垣島から西表島まで50分程度
歴史・文化西表島の古い地層には、3500年以上前から人が住んでいた痕跡が残されています。そこから、先史時代の生活は12世紀まで続きました。13世紀に入り、畑作や稲作が発達し、集団的コミュニティーが生まれ、グスク時代と呼ばれる時代に入ります。集団を統率する指導者も現れました。
16世紀に入ると琉球王国の支配を受けるようになります。また、マラリアの流行が起こり、以降この島は1963年にマラリアが撲滅されるまで、この病に苦しみ続けることになります。
1609年に薩摩藩が琉球に侵攻し、西表島を始め八重山諸島もその支配を受けることになります。人頭税、強制移民、マラリアや疱瘡の流行など、苦難の歴史が続きます。
廃藩置県で沖縄県に編入され、第2次大戦後はアメリカの支配下に入り、1972年に沖縄県の返還により、日本に復帰します。その後、すばらしい自然環境が世界的にも評価され、ようやく平和で美しい島として、現在に至っています。
今では、人気の観光地として国内外から多くの人が訪れるようになりましたが、このような過酷な歴史があったことも忘れてはなりません。
自然面積の90%は亜熱帯のジャングルに覆われ、日本最大規模のマングローブ林を有する西表島、様々な珍しい生き物も生息しています。絶滅危惧種のイリオモテヤマネコは、推定100頭が生息しています。足や尾が太く一般的な猫よりずんぐりしているのが特徴です。東南アジアに広く生息するカンムリワシは、日本国内では西表島と石垣島にのみ生息します。茶褐色で羽に斑点があり、興奮すると後頭部の羽毛がカンムリのように立つことからこの名前があります。ヤエヤマセマルハコガメは、こちらも西表島と石垣島のみに生息し、頭と足を甲羅の中に引っ込め、二枚貝のように甲羅を密閉することができるという特徴を持っています。
古見や仲間川流域で見られるサキシマスオウノキは、亜熱帯以南で育つ常緑樹で国の天然記念物に指定されています。人の背丈ほどにもなる堅い板根が特徴です。
特産品・グルメ島のグルメの代表格はノコギリガザミ。マングローブの林で獲れる大型のガザミだ。ゆでガニ、カニ汁、パスタなど様々な料理で楽しめる。ミミジャーは、フエダイの仲間の魚で、脂ののったくせのない白身が特徴、煮つけや唐揚げにするとおいしい。
カマイと呼ばれる島のイノシシを使った料理もおすすめ。イノシシ汁がポピュラー。
特産品は、島のフルーツを使ったジャムやドライフルーツ、黒糖など。お土産品としては、島の希少動物をデザインしたTシャツや島の自然をモチーフにした様々な雑貨などがある。

☆西表島の観光スポット☆

由布島

西表島から浅瀬の海を水牛車で約15分かけた渡ったところにある、周囲約2kmの小島。植物園(亜熱帯植物楽園)として整備されている。ヤシの並木、ブーゲビレアガーデン、水牛の池、蝶々園などのみどころがある。

仲間川

全長17.5kmの仲間川流域には、約160haに及ぶ日本最大のマングローブ原生地がある。これは、日本にあるマングローブ林の約25%にあたり、仲間川天然保護区域として国の天然記念物に指定されている。河口から約6.5km上流の船着き場までさかのぼり、推定樹齢400年のサキシマスオウノキを観察するマングローブクルーズが人気。この他、干潟観察、ジャングルトレッキングなどのエコツアーもある。

ピナイサーラの滝

ピナイサーラとは「長いあごひげ」を意味し、その名の通り落差55mの白い長いひげのように注ぐ美しい滝だ。西表島では最も人気のあるスポットで、マングローブをカヌーで遡上し、滝の上をジャングル登山で目指す。
滝へ行く道は無く、ツアーに参加するしか行く方法は無いが、県道沿い船浦の通称「海中道路」から遠望することはできる。

☆西表島の宿泊施設☆

星野リゾート西表ホテル

島内最大級のリゾートで、白砂のビーチが広がる月が浜の目の前に位置するホテル。客室は、スーペリアツインで42㎡とゆったりしており、最大5名まで宿泊できる。白を基調としたデザインに、木製のインテリアが配置され落ち着いて過ごせる雰囲気。
ビュッフェスタイルのレストランでは、ガザミやイノシシなど西表島で親しまれている食材や、アジア料理などを楽しめる。八重山諸島で醸造された泡盛が取り揃えられている。
また、ジャングル体験、カヤック、SUPなど自然を満喫するプログラム充実しており、館内のアクティビティーデスクで予約できる。

ティンヌカーラ&くくるくみ

星砂のビーチから徒歩5分の位置にある、3組限定のプチホテル。3つの客室はそれぞれ趣が異なる。それぞれ露店ジャグジー完備。
レストラン「琉球酒菜くくるくみ」を併設、島食材を生かした創作料理を楽しめる。八重山諸島の全酒造所の泡盛が揃っている。

西表島ジャングルホテル・パイヌマヤ

西表島の北東部、ポーラ川沿いに位置し全室から亜熱帯の森を一望できる、自然の中のホテル。客室は、ベッドが2台、28㎡のスタンダードルーム、ベッドが3台、32㎡のデラックスルーム、最大5名泊まれる45㎡の和洋室リゾートルームの3タイプ。宿泊人数に応じて、客室を選ぶことができる。
ホテル専用の施設「パイヌマヤ・アドベンチャーパーク」を拠点に、ジャングルピクニック、カヌー、トレッキングなど、西表の海・山・川を満喫できるネイチャーツアーを催行している。

☆関連リンク☆

西表島|竹富町ホームページ(外部リンク)

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