五島列島

キリシタンと絶景スポット・グルメの島

五島列島(ごとうれっとう)


長崎から西に100kmの沖合に浮かぶ五島列島は、福江島、久賀島、奈留島、若松島、中通島という5つの大きな島と、宇久島、小値賀島、野崎島といった小さな島々を合わせおよそ150の島で構成されている。若松島より北を上五島、奈留島より南を下五島と呼ぶ。行政区画としては、上五島は新上五島町、下五島は五島市となっている。小値賀島と周辺の島々は長崎県北松浦郡小値賀町、宇久島と周辺の島々は長崎県佐世保市に属し、行政区画としては4つに分かれている。
五島列島のほぼ全域が西海国立公園に指定され、列島内に点在するカトリック教会は「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として2018年に世界遺産登録された。
キリシタン関連や五島藩の武家屋敷などの歴史スポット、美しい海と島々が織りなす絶景、田園風景や石垣集落、古民家など古き良き日本の風景など島内には多くのみどころがある。マリンスポーツ、天文観測、トレッキング、サイクリングなど様々なアクティビティーも体験できる。
ハコフグのカットポ、キビナのいり焼きなどの海の幸をはじめ、五島牛、五島うどんなどグルメも充実している。
最低でも2泊、できれば3泊以上して、五島の魅力を存分に満喫することをおすすめする。
所在地長崎県五島市・新上五島町・小値賀町
標高461メートル
面積684.4キロ平方メートル
人口6万2千人
周囲福江島322.1キロメートル、中通島278.8キロメートル
アクセス福岡空港から飛行機で45分、長崎空港から飛行機で30分
歴史・文化宇久島や小値賀島の発掘から、五島には旧石器時代から人が住んでいたことがわかっている。飛鳥時代から平安時代にかけて、古事記や万葉集、肥前の国風土記、蜻蛉日記などに五島のことが記されており、遣唐使の一行も度々五島に立ち寄っている。鎌倉時代から室町時代にかけて宇久家(後の五島家)がこの地を治めた。1566年に宇久純定がキリスト教の宣教師を招き、以降この地はキリシタンと深い関連性を持つようになる。
江戸時代に入り、多くの潜伏キリシタンが五島に移り住み集落を形成した。「久賀島の集落」・「奈留島の江上集落」「頭ヶ島の集落」「野崎島の集落」の4つが「長崎と天草地方のキリシタン関連遺産」の構成要素として2018年に世界遺産に登録された。弾圧の歴史から、1873年の禁教令撤廃後の時代まで、カトリック信者たちの長い歴史を物語っている。
五島列島の主な産業は、漁業、畜産業、農業、酒造業および観光業で、古き良き日本の雰囲気を色濃く残している。新上五島町崎浦の五島石集落景観や福江の城下町など貴重な景観も残されている。
自然五島列島の島々は火山活動によって隆起したものである。小値賀島と福江島に火山群が分布している。福江島のシンボル鬼岳は標高315メートル、お椀を伏せたようなまるみを帯びた形状が特徴だ。山頂に登ると臼状の火口が広がっている。鐙瀬熔岩海岸には、鬼岳から流出した溶岩が固まった岩場が延々7キロも続いている。溶岩が作り出した変化に富んだ海岸線に、亜熱帯の植物が繁茂して独特の景観を造りだしている。
五島の自然景観のもう一つの特徴はリアス式海岸だ。福江島の大瀬崎灯台や若松島の龍観山展望台などから、青い海と複雑な海岸線が織りなす絶景を眺めることができる。
五島列島は対馬暖流の影響で、夏は涼しく冬は暖かい。南国のイメージがあるが、四季があり、冬は雪が降ることもある。しかし、1日の平均気温は冬でも5から8度ぐらい、夏は22度から27度ぐらいと、極端な暑さ寒さがなく、1年を通して観光を楽しめる。夏場は、シュノーケリングやダイビングを始めマリンスポーツも盛んだ。
特産品・グルメ島のグルメはやはり海産物が中心だ。ヒラマサ、イサキ、太刀魚、石鯛、カワハギ、アオリイカなど、季節ごとに旬の魚を味わえる。ハコフグのお腹を開いて肝と味噌をあえて焼いた「カットポ」やキビナゴを野菜といっしょに煮る鍋料理「キビナのいり焼き」などの名物料理もある。トビウオから採るだし「あごだし」も特産品だ。
クジラ料理もこの島の名物である。今でも冠婚葬祭にはクジラ料理が欠かせない。島内にはクジラ料理を出すお店がたくさんあり、刺身、鍋、クジラカツなどが味わえる。
海の幸だけではなく、五島牛、五島豚を使った肉料理も楽しめる。五島牛の焼肉やステーキは、東京などに比べるとリーズナブルな価格で味わえる。
手延べそうめんと同じ手法で造られる五島うどん、沸騰した鍋から直接とって食べる「地獄炊き」が有名。五島うどんはツルツルとした食感で伸びにくいのが特徴。その他、長崎県に属するだけあって、ちゃんぽんや皿うどんを出すお店も多い。
特産品としては、椿油が有名。毛先にちょっとつけて馴染ませていけば艶やかな髪をキープできる。島には2軒の醸造所があり、島内の原料で造られた芋焼酎、麦焼酎、日本酒などが造られている。

☆五島列島の観光スポット☆

江上天主堂(えがみてんしゅどう)

1797年に大村藩からキリシタンの家族が移住して以来、隠れキリシタンの潜伏場所となった。世界遺産の構成要素のひとつとなっている。現在の教会は、鉄川与助氏によって1917~1918年に再建されたもの。白い外壁にブルーの窓枠が映えるおしゃれな建物だ。現在は過疎化も進み、わずかな信徒守られている教会で、見学の際は事前連絡が必要。
五島市奈留町大串1131-2 奈留ターミナルから車で20分

高浜海水浴場(たかはまかいすいよくじょう)

五島列島には、多くの美しいビーチが点在している。中でも、福江島の西部にある高浜海水浴場は、日本一美しいと言われる砂浜を持ち全国的に知られている。白い砂浜を、山々の緑が取り囲み、深さによってグラデーションを見せる海のブルーと相まって、すばらしい絶景を作り出している。
桟敷、シャワー、ロッカーといった設備も整っている。夏は、バナナボートや水上バイクなどのアクティビティーも楽しめる。
五島市三井楽町貝津1054-1 福江港から車で40分

鬼岳(おにだけ)

鬼岳は、福江島南岸に吹き出た鬼岳火山群に属する火山で、標高は315メートル、全山が芝に覆われています。山頂には臼状の火口広がり、季節の花が咲き最高のトレッキングルートとなっています。山頂からは、眼下に福江の街や点在する島々を望むことができます。サイクリングロードも整備され、周辺には観光施設も多く、福江島観光の拠点となっています。
五島市上大津町 福江港から車で15分

☆五島列島の宿泊施設☆

小さな村

カンパーナホテル

五島リゾートホテルマルゲリータ

☆五島列島に行くツアー☆


☆関連リンク☆

五島市観光協会

ぐるたび

上五島市観光物産協会

☆画像リンク☆